⚡副業にトラブルはつきもの?
副業が身近になった今、「ちょっとお小遣い稼ぎ」「本業の収入だけじゃ不安」と始める人は増えています。しかしその一方で、副業ならではのトラブルも確実に増えています。
たとえば「報酬が支払われない」「仕事内容と違う業務を押しつけられた」「高額な副業講座に騙された」「会社にバレて処分されそう」など。そのほとんどが、“相談相手がいない”ことによって深刻化します。
今回は、そんなときに無料で頼れる窓口を紹介します。副業を長く、安心して続けていくために、ぜひ覚えておきましょう。
【この記事のターゲット】
副業をしている20〜40代の会社員・フリーランス。
「副業を始めたけど、トラブルが起きたらどうすれば?」と不安を抱える人、実際に報酬未払い・詐欺などのトラブルに遭った経験がある人。
🏢報酬未払いなら「労働基準監督署」
業務委託やアルバイト、副業とはいえ明確な“労働”が発生している場合は、労働基準監督署が対応してくれます。
「報酬の振込がない」「残業代が払われていない」「急な契約解除で困っている」といったケースでは、労働基準法の観点からアドバイスが得られます。
匿名相談も可能で、最寄りの監督署に電話か訪問で相談できます。トラブルが深刻になる前に、早めに相談するのがポイントです。
⚖️法律が絡むなら「法テラス」
「契約書にサインした内容と違った」「デザインを無断で使われた」「訴えると言われて怖い」など、法律が絡む問題には法テラスを利用しましょう。
法テラスは、法律問題の無料相談ができる公的機関です。収入に応じて、弁護士費用の立替などもしてくれるので、費用面の心配があっても安心です。
電話・WEBどちらでも予約可能で、初回相談は無料。副業が事業化し始めた人ほど、トラブルの種が増えるため、登録しておくと便利です。
🧾詐欺・情報商材トラブルは「消費生活センター」
「副業で稼げると聞いたのに、教材の中身はスカスカだった」「10万円の講座に申し込んだら、音信不通になった」など、詐欺まがいの被害に遭ったときは、消費生活センターが頼れます。
全国共通ダイヤル「188(イヤヤ!)」に電話するだけで、地域のセンターにつながります。
泣き寝入りする前に、事実を伝えてみることで返金につながるケースもあります。SNSで話題になる“怪しい副業”に引っかかった人の多くがここに相談しています。
🧑💼会社とのトラブルは「労働局・社労士会」
「副業が会社にバレて処分されそう」「規定に明記されてないのに禁止された」など、会社との間で問題が起きた場合は、労働局や社会保険労務士会(社労士会)が相談先になります。
就業規則の読み解きや、懲戒処分が適切かどうかの判断など、労務のプロに相談できるため安心です。副業と本業の両立で悩む人にとって、客観的な意見をもらえる貴重な窓口です。
🌐SNS炎上・誹謗中傷は「インターネット相談窓口」
SNSやブログなどで情報発信をしている副業者が遭遇しやすいのが、誹謗中傷や炎上のトラブルです。これには、インターネットホットラインセンターや、プロバイダ責任制限法の相談窓口を利用できます。
悪質な投稿の削除依頼や、発信者情報の開示請求の流れなども教えてくれます。精神的ダメージが大きいトラブルだからこそ、早めの対応が重要です。
☎すぐ使える相談先リスト(保存推奨)
相談先 | 主な対応内容 | 費用 | アクセス方法 |
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労働基準監督署 | 報酬未払い、契約違反 | 無料 | 電話・来所 |
法テラス | 契約書、著作権、訴訟関連 | 初回無料 | 電話・Web予約 |
消費生活センター | 情報商材、詐欺、副業講座 | 無料 | 188に電話 |
労働局・社労士会 | 副業禁止規定、処分の正当性 | 無料〜低額 | 地域ごとの窓口 |
インターネット相談 | 誹謗中傷、投稿削除 | 無料 | Webフォーム利用 |
✅“頼れる場所”を知っておこう
副業で一番怖いのは、「トラブルが起きたときにどうしていいかわからない」ことです。
でも、この記事で紹介したように、無料で相談できる公的機関や団体が多数存在しています。
副業は自由でやりがいもありますが、だからこそ自己防衛が必要です。トラブルが起きても焦らず、「相談できる場所がある」ことを知っておくだけで、安心感がまったく違います。
ぜひこの記事をブックマークして、もしものときに活用してください。