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金の価格が史上最高を更新!なぜ今、金が人気なの?

2025年4月22日、金(ゴールド)の価格が17000円(3500ドル)と過去最高を記録し、いま世界中の投資家が注目しています。

でも「金ってなんでそんなに価値があるの?」「なぜ今こんなに高くなってるの?」と疑問に思う人も多いはず。この記事では、金価格の上昇の理由や仕組みをできるだけやさしく、でもしっかり解説します!


金ってどんなもの? なぜ昔から価値があるの?

金はただのキラキラした金属ではありません。
見た目が美しく、腐らず、世界中で価値が共通しているため、昔からお金の代わりとして使われてきました。

さらに、国の中央銀行や大企業も、「金は信頼できる資産だ」と考え、保管しているんです。
つまり金は「どんな時代でも価値がある」と信じられている存在なんですね。


金の価格はどう決まる? 需要と供給のバランスで決まる!

金の値段は、「欲しい人がどれだけいるか(需要)」と「どれだけ手に入るか(供給)」のバランスで決まります。

たとえば、

  • 年間に採れる金は世界で約3,600トンしかありません

  • しかもそのうちの3割近くがリサイクルでまかなわれています

  • 一方で、金を使いたい人(ジュエリー・工業・投資家など)は増えています

これでは足りなくなってしまう。だから価格が上がるというわけです。


「金は安心できる場所」ってどういうこと?

経済が不安定になると、多くの人が「お金の価値が下がるかも…」「株は下がりそう…」と不安になります。
そんなとき「昔から価値がある」と信じられている金が“安全な避難所”として買われるのです。

たとえば2025年は、

  • アメリカの株式市場が大きく下がった

  • 円やドルなどの通貨も不安定になった
    こうしたことから「とりあえず金を持っておこう」と考える人が急増しました。


金利やドルとの関係も深い

金は銀行の預金のように利息を生みません
そのため、金利が高いと「金より預金の方が得じゃん」となってしまい、人気が落ちます。

でも、最近はアメリカの金利が下がってきて、金が再び注目されるようになっています。
さらに、金はドルで取引されるため、ドルが弱くなると金の値段が上がる傾向があるんです。


世界の中央銀行も「金は買いだ」と考えている

実は、世界中の中央銀行(国のお金を管理している機関)も金をたくさん買っています

特にここ数年は、

  • インフレ(物の値段が上がる現象)への備え

  • 他の国との貿易や外交のリスク対策
    として、金を保有する量が増えています。

この「公的な買い支え」が、金の価格をさらに押し上げているのです。


今後の金価格はどうなる?

今後も金価格は上下する可能性がありますが、ゴールドマン・サックスなどの大手投資会社は「年末には3,700ドルになるかも」と予想しています。

インフレ、戦争、経済不安、そしてドルの弱体化。
これらが続く限り、「とりあえず金を持っておこう」という動きは止まりません


まとめ:なぜ金の価格が上がるのか、もう一度おさらい!

  • 金は限られた資源である(希少)

  • みんなが不安になると、金が買われる(安全資産)

  • 金利やドルの動きが金価格に影響する

  • 中央銀行など、大きな買い手も金を支えている

つまり、金は「安心と信頼の象徴」。
これが、2025年の金価格過去最高更新の理由です!


最後にひとこと

もしニュースで「金がまた高くなった!」という話題を見たら、
「みんなが不安だから金を買ってるのかな?」「世界経済が不安定なのかも?」と、ちょっと裏側を考えてみてください。

“金はただの金属じゃない”ということが、きっとわかってくるはずです。