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JPYCが国内初のステーブルコインに正式承認へ!日本の金融に広がる新しい波

既存のJPYCが「正式に認められる」転換点

2025年8月17日、日経新聞は「国内初のステーブルコインが年内にも発行へ」と報じました。
その主役は、すでに市場で利用されてきた「JPYC」。

JPYCはこれまで「前払式支払手段」として電子マネー的に使われてきましたが、今回のニュースは、金融庁の承認を受けて国内初の正式なステーブルコインとして認められる見通しを意味します。

つまり「新しくJPYCが発行される」のではなく、既存のJPYCが“法制度に基づいた円建てデジタル通貨”に格上げされるというのが今回の本質です。


ステーブルコインとは?

ステーブルコイン(Stablecoin)は、ドルや円などの法定通貨と連動し、価格を安定させた暗号資産のことです。

ビットコインとの違い

  • ビットコイン:1日の値動きが大きく、投資対象としては魅力的だが日常利用には不向き。

  • ステーブルコイン:1コイン=1円、1ドルのように安定しているため、決済や送金に向いている。

要するに、ステーブルコインは「ブロックチェーン上で動くデジタル円・デジタルドル」といえます。

世界の事例

  • USDT(テザー)

  • USDC
    といったドル連動コインが国際送金や取引の基盤として広く利用されています。


JPYCとは?

すでに存在している円建てステーブルコイン

JPYC株式会社が2021年から発行している日本円連動型のトークンが「JPYC」です。

  • 1JPYC=1円で利用可能

  • NFT決済やブロックチェーンゲームなどで実際に流通

  • これまでは「前払式支払手段」という枠組みで運営

今回の大きな変化

今回の日経の報道は、このJPYCが金融庁の承認を得て、資金決済法上の「電子決済手段」として国内初のステーブルコインになるという点を指しています。

つまり、JPYCがこれまでの「半公式なデジタルマネー」から、国家の制度に裏付けられた“本物の円建てステーブルコイン”へと進化するのです。


なぜ正式承認が重要なのか

1. 信頼性の向上

改正資金決済法では、ステーブルコインは銀行や信託会社などの信頼ある事業者だけが発行できます。
→ これにより、海外で問題化した「裏付け資産不足」「不透明な運営」などのリスクを回避できます。

2. 為替リスクなしの円建てコイン

これまで日本で流通していたのは主にドル建て。
今回のJPYC承認により、為替変動を気にせず国内外で円ベースのデジタル決済が可能になります。

3. キャッシュレス社会の推進

JPYCはブロックチェーン基盤であるため、

  • 24時間いつでも即時送金

  • 数秒で着金

  • 手数料は従来より低コスト

という強みがあります。銀行振込やクレジットカードよりも利便性が高い可能性があります。


今後の日本での展開予測

銀行・大手金融機関の参入

三菱UFJ信託銀行の「Progmat Coin」など、すでに複数の銀行が円建てコインを準備中です。JPYCの承認は、国内のステーブルコイン市場拡大の号砲となるでしょう。

個人・企業での利用拡大

  • 個人:友人への送金、ネットショッピング

  • 企業:海外送金、輸出入の支払い

JPYCが正式に承認されれば、これまで以上に広いシーンで使われることが期待されます。

Web3・メタバース経済の成長

NFT取引やメタバース内の経済圏では、安定した円建て通貨があることで利用がしやすくなります。日本発のWeb3事業の拡大に追い風となるでしょう。


期待と課題

期待できる効果

  • 安全性が法律で保証される

  • 利便性が広く浸透すればキャッシュレス社会が加速

  • 日本発のデジタル経済基盤が整う

一方で課題も

  • マネーロンダリング対策:厳格な本人確認が必須

  • 国際競争:ドル建てが世界を支配しており、円建てがどこまで普及するか不透明

  • ユーザー理解:利便性をどう周知し、生活に根付かせるか


まとめ:2025年は「デジタル円元年」

今回の日経新聞の報道は、既存のJPYCが日本で初めて正式に承認されるステーブルコインになるという歴史的ニュースです。

  • JPYCはすでに存在していたが、今回は「国内初の正式ステーブルコイン」として認められる

  • 改正資金決済法に基づき、安全性・信頼性が格段に向上

  • 今後は送金・決済だけでなく、Web3・国際取引にも広がる可能性

2025年は、日本の「デジタル円元年」として金融史に刻まれる節目になるかもしれません。

 

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